浅田真央は銀メダルでした。色々なプレッシャーと戦いながら、持てる力を余すことなく出し切った見事な演技だったと思います。トリプルアクセルを2回プログラムに入れるという五輪史上初めての挑戦。失敗すればメダルに届かないリスクを抱えながらやり切った精神力。涙があふれました。後半、体力・精神力共に涸れかけたせいか、普段見ないような細かいミスもありましたが、それも全力だったというあかしです。

演技のあとのインタビューで、浅田は涙があふれて言葉につまりました。大会前にはスランプに陥り、代表自体が危ぶまれた中できっちりその座を勝ち取り、ここまで来た。浅田はダメかと思われ、そんな自分でいても頑張れと声援を貰い、そういうファンの声に支えられながらこの舞台に立てたという思いがその涙になったのかなと感じました。

それは100%ではなかったかもしれない。けれども、君の全力だったという事は日本中の誰もが知っています。五輪という特別な舞台に初めて出場して、銀メダルを獲得した事はもう本当に素晴らしいことです。ジュニア時代に数々のタイトルを獲得しながら五輪には年齢制限の為に出場できなかった不運。4年間の切磋琢磨とモチベーションの維持は大変な事だと思います。よくここまでやってくれました。ありがとう。立派です。誇っていいと思います。


今回、安藤も5位に入りました。僕はショートを全く見ていないので何とも言えないけど、フリーの演技はかなりレベルの高いものだったし大きなミスもありませんでした。前回のトリノでは14か15位でしたか?この4年間で随分成長した事がわかります。ショートの出来がもう少しよければメダルに届いたと思うんですけどね。


それに、鈴木明子。よく知らない人だったけど、遅れてきたベテランらしいですね。これも、フリーの演技は相当ハイレベルだったし、初出場で8位入賞は立派ですよ。


日本人3人が全て入賞でうち銀メダルを獲得したんですから、上出来だったし、拍手を送りたいですね。


金メダルのキムヨナには脱帽するしかないでしょうね。文句のつけようのない絶賛演技でした。素晴らしいとしかいいようがない。これは認めるべきでしょう。

ただ、負け惜しみかもしれないけど、あの得点は高すぎる。なんであんな得点になるのか理解できません。順位で言えば、浅田より上なのは認めますが、浅田に比較してあの点差はないんではないか?


今回のバンクーバーは前回のトリノと比較しても充分頑張ったくれたんではないでしょうか?何せ、トリノでは「荒川静香が金メダル」だけの虎の子ですから。今回はこれで銀と銅が2個ずつですね。メダルを獲れなかった他の競技でも、軒並み前回成績を上げてますからね。


日本を代表して精一杯トライしてくれた代表の皆さんにお疲れ様と言いたいです。


本当にお疲れ様。

そして感動をありがとう。