この大会は強豪チームが敗退する波乱が続いていますが、本当に何があるかわかりません。
ほとんど期待していなかったサムライブルーが初戦をものにし、そうしてオランダに善戦し、
とうとうデンマークを破って1次リーグを突破してしまいました。


岡田監督の株は急上昇。


テストマッチでぼろぼろだったこのチームですが、サッカーの原点に戻ったところがこの勝因では
なかったかなと感じます。実はテストマッチは僕はひと試合も見ていないんですがね。
何しろよく守り、よく走る姿が印象的でした。1対1でなく、2対1の状況を常に作っての守備。
攻撃も、フォローしあいながらのボール運び。チームがよく結束していたと思います。


後半、PKを与えて失点したときはまたぞろ悪夢がよみがえる気分でしたが、いや、よかったです。
引き分けでもいいんだから気にするなと言い聞かせ、そうこうするうちに常に笑顔の岡崎があれよあれよと
本田と二人でゴールに向かい、ひょろひょろと押し込みました。

3対1。もう大丈夫。時間もないし。


危ない場面も実際はいくつもあったんだけど、何しろよく守ってたおかげで相手のキックの精度を落とすことに
成功したんだと思います。


デンマークは実際いらついていました。前半の段階から、「こいつら固いな、しつこいな」と感じたはず。
そういうのが強引なプレーを引き出してファールを誘い、まずは本田がフリーキックで見事に先制。
もうその辺りから「こんなはずじゃない」ってなもんでプレーが雑になってたのではないか。
後半は怒涛のセンタリング責めでゴールに襲いかかりますが、それも決定機を演出できないもどかしさから
「そこでなんとかしてくれ」的なアバウトなもの。日本の緻密な、地味ではあるけれども懸命なプレーが
勝利を呼んだのです。

いやもう、まさにこんなうれしい事はないですね。
決勝トーナメントでも、本当にこの調子でプレーしたら岡ちゃんが吹いた「ベスト4」も
夢物語ではなくなってきますね。

おめでとう、日本代表。そしてありがとう。


さざんカルビ-喜びの遠藤

次ももちろん応援するから、頑張ってほしい。