近頃は清峰の話題くらいしか書いてませんね。久しぶりに、本当は長いのを別に書いたんだけど、パソコンに不具合が出たせいで、これは携帯を使って書いてます。
長崎日大との試合は球場に見に行きました。敗けて残念。パソコンは宅急便で着払いで送る事になったんで、観戦記をアップできるのは少し先になります。


「紫紺の優勝旗がはじめて長崎に渡りました!」

ラジオから放たれた実況の叫びに、僕の胸は震えました。運転中の僕の目には、信号の赤もピンクに見えました。


吉田監督は言いました。「3年前に苦い経験をした事が生きた」と。

吉田監督は言いました。「その苦い経験をさせてしまった選手たちに、少しは恩返しが出来たかな」と。

そうです。清峰にとってセンバツの決勝と言えば、だれの記憶にも残るあの惨敗です。

そうしてあの3年前の準優勝は、「決勝進出という快挙」と「歴史的大敗」という、明と暗の両方をもたらした、忘れられない日なのです。その不名誉を、今村率いるナインたちが全て払拭してくれました。もう洗いざらい拭い去ってもひとつ全国にえへんと胸を張っていい素晴らしいプレーでした。借りはきっちり返してくれました。


「ウソから出たマコト」という言葉がありますが、吉田監督の場合は「マコトから出た真実」でしょうか。限りなく優勝に近いところにいると。優勝出来る可能性を言うならば、100とは言わないまでも90を超えているというような事を言ってました。もうこれはほんとに何年に一度というような大チャンスなんだと。そうしてそれを本当に成し遂げてしまうなんてまさに夢のようです。それを言ったのは、去年の神宮大会に敗退したその日です。その目は確かでした。


今村が果たしてどの程度の投手なのかを、僕はその時よく知りませんでした。夏の大会は全てラジオ中継を聞いていただけでしたから、今村の投球を一度も見ていませんでした。あの頃はお店が佳境に入っていて、気にはなるけど自分の事で精一杯だったのです。センバツの今村を見ていて納得しました。失点どころか連打される気がしませんでした。終始落ち着いたマウンドさばきとクールな表情。絶妙なコントロールと唸るまっすぐ。ブレーキの効いたスライダー。こりゃよほどの高校生でも打てないなと感じました。

結局、この大会を通じて今村が許した失点は報徳学園戦における1点のみ。5試合で1点しか与えないんですから、負けませんわね。凄いとした言いようがないものです。1失点完投、8回を完封、あとは完封、完封、完封です。改めてその完璧さが際立ちます。

で、優勝を決める最後の打者に向かった時のコメントがまた泣かせます。

「最後は自分でもよくわからなくなったんで、あとはバックを信じて投げました」です。お山の大将ではないのです。ちゃんとわきまえています。どれだけ凄いピッチングをしたとしても、バックの守りがなければハダカの王様です。野球は仲間と共にある事をわかっています。


長崎県に史上初めてもたらされた紫紺の旗。その歴史的快挙を、地元の、母校の後輩たちが成し遂げてくれた。本当によくやった。おめでとう!そしてありがとう!何回でもありがとう。普通の子でも、努力し続けていればこれくらいの事はやれるんだという証明です。清峰の魂はきっとだれの胸にもある。それを育み続けるかどうかです。


こりゃ夏が楽しみというか、大変です。次は当然、春・夏連覇が目標ですからね。


<こぼれ話>

決勝で唯一のホームを踏んだ嶋崎くん(2アウトから四球で出塁して、橋本の長打で一挙生還)は、もともと控えの選手です。それは知ってました(背番号もふたけたの14番)が、うちの常連さん(Tさん)のお向かいさんの息子さんだということを決勝の前日に知りました。明日は決勝という日にそのTさんがうちに来ました。

「息子さん活躍しよるネェ」とお母さんに声をかけたら「もう心臓がばくばくして試合なんか見てられん」と青ざめた顔だったそうです。大事な場面でエラーなんかした日にゃ表を歩けませんからね。その気持ちはよくわかります。でも大丈夫。息子さんはどえらい活躍をしましたよ。凄いですよ、嶋崎さん!!帰ってきたら、息子さんをほめてやらんば。




さざんカルビ-清峰優勝!


久しぶりです。いやいや、実に久方ぶりでございます。

前回のが清峰の夏の甲子園に関するもので、あれよあれよと半年たっちまいました。

僕はまだ生きています。


とうとう来てしまいました。決勝の舞台。

清峰の吉田監督は時々うちの店に食事に来ます。たいがいは支援者の方と一緒で、やはり「チームの状況」だとか「あの試合に関する事」だとかの話題が耳に入ってきます。そうして・・・最後にうちに来たのは確か・・・神宮大会で敗退した日でした。負けて東京から飛行機で帰ってきて、その足でうちに来たのでした。雨で前の試合が流れて、第二球場だかで試合があったそうで。そのグランドがあまりコンディションがよくなくて、ゴロが「超イレギュラー」したんだそうでした。そのために、両チームともエラーが続出して大味な試合となり点を取り合い、しかし最後には相手チームに神様が微笑んだみたいになって、負けたらしい。でもこれで、春に向けての課題がはっきり見えたと言ってました。要するに守備を鍛えるということです。あの、甲子園に初出場した古川秀一のチームは抜群の守備力があって、今のチームより数段上だったそうです。

で、そこで吉田監督は言ってました。秋の大会は当然、優勝して九州大会に出ると。九州大会ではこれまた当然優勝すると。更に、今のチームはセンバツであれば限りなく「優勝に近い場所にいる」と言いました。夏の経験と他チームの情報分析、戦力の比較、そして何よりも二年生中心で夏の甲子園に出たという事実です。もうひとつ忘れちゃいけないのが今村の成長ぶりです。そういうものを勘案すると、このセンバツでは限りなく優勝出来る可能性が高いというのです。

いやいや、それが本当に決勝の舞台まで登りつめるとは。

もちろん、毎試合勝って欲しいと願ってはいますが、そこは魔物の棲む甲子園ですから、まさか本当に、あの時の言葉どおりに運ぶなんて思っちゃいませんよ。でも、彼らはとうとう4つ勝ってしまいました。凄いやつらです。


3年前の、有迫先輩にとうとう追いついたのです。あとは、超えるだけ。今の彼らなら、きっとやれると思います。というか、今村ならできると。なにせ、4試合で1点しか与えていないのです。新潟代表、京都代表、和歌山代表、兵庫代表の4つのチームが手も足も出なかった。それくらい今村を打てない。


勝手ながら、ここで僕が「独断と偏見に満ちた分析」で、今村の凄さを考えてみる事にしました。

今村の生命線は切れのあるまっすぐと落差のあるスライダーです。ですが、この二つの球種なら今時の高校生はみんな投げています。もちろん精度の高さが一級品だから打ちあぐねるんでしょうけど、それだけじゃぁないと思うのです。今村の投球を全て見ているわけじゃありませんが、僕が感じたのは、スライダーが二つあるんでは?という疑問です。つまり、空振りを取る目的でストライクからボールになる、「見送ったらボールになるスライダー」がひとつ。そしてもうひとつ、カウントを稼ぐ目的で投げる、「ストライクの範囲で曲がる」スライダーです。この二つは、スライダーなのに軌道も球速も違うのではないか?相手チームの各打者は、打席でスライダーの軌道を確かめたりまっすぐの伸びを見たりしますが、ゴロを引っ掛けて凡退した次の打席で「今度は捉えるぞ」とばかりにタイミングを計っています。が、二種類あるから最後まで打てずに終わる。すなはち1打席目、(まっすぐ、まっすぐ、スライダーで)空振り三振。2打席目、ストライクのスライダーで追い込まれて軌道と球速に戸惑い、「あれれ?」と思っている間にまっすぐに詰まってセカンドフライ。3打席目、開き直ってまっすぐのタイミングで待つもののやはり合わせられずにゴロが三振です。1試合で3度打席が回ってきても、詰まった当りが幸いしてどうにか内野の頭を越しました程度のヒットがせいぜいです。

で、このふたつのスライダーは、本人もひょっとしたら意識して投げてはいない可能性があります。空振りを取りたい時には腕を強く振るから自然に鋭く曲がり、制球重視で投げる場合は何気に「浅い角度でしか曲がらないながらも」速度の落ち方が少ない為に打者には一瞬まっすぐにも感じられる。だから打ちづらい。

どうでしょう?

決勝では、そのあたりをきっちり見極めてみたいと思います。


相手は花巻東だそうで。全く前の試合は見てませんが、今村が普段通りの投球をすれば失点しても1点くらいでしょう。長崎県勢初の甲子園優勝はもう目の前です。あの有迫と違い、今村は適度に力を抜いて投げる事の出来るクレバーな投手です。それほどには疲労もないはず。この試合で最後なんだから、きっちり集中すればやられはしない。


テレビの前で応援します。




お久しぶりでやんす。

本当にお久しぶりでござんす。

前回から1ヶ月くらい経っちまいました。

おかげさまで、お店の方はそこそこ忙しく、この間までお盆でしたし、帰省客だとかなんだとかで大賑わいでした。かなりへとへとです。大量にアミ洗いをやるせいでしょうね?親指がちょっとまだ腫れてます。お盆の14日くらいから歯も腫れてます。歯というか、歯ではないようです。歯の奥の歯茎が腫れており、右の下奥からアゴの上辺りが痛いです。歯そのものではないからメシは食える。だからほったらかしてます。腫れは日によってひどかったり軽かったり、「おや?もうそんなでもないな?」と思ってて翌朝起きたらひどくて、でも朝方アミ洗いを必死にやって一息ついたら落ち着いてて・・・じゃぁいいかな?なんて感じです。


世の中いろんな事が起こってて、書こうと思えば書くネタには困らないんだけど、残念ながら書くだけの体力が残っていない。近頃はパソコンを開くのも2日に1度くらいです。何せ、録画しておいた「33分探偵」を見てたら「この事件、僕が33分もたします!」と堂本が豪語して「タタ~タタ~タタ~♪」ってタイトルが流れて・・・その辺りで夢の中です。


でも、昨日は完全なるお盆明けにつきヒマだったしおかげでひっさしぶりにブログの更新と相成りました。で、まず書いとかなきゃならんのは清峰の話でしょう。

東邦に負けてしまいましたね。あと1点足りなかった。

表の攻撃ですから、こちらは是が非でも勝ち越しとかなきゃならんのに、とうとう勝ち越せずに終わってしまいました。仕事をしながらラジオを聞いてましたから、選手の表情とかはほとんどわかりませんでした。なんか、淡々と試合をやって、結果的には「あぁ1点足りネェ」みたいな印象もありました。もちろん、勝ち越されてもすぐに追いつく粘りは清峰らしさの表れだったかなとは思います。でも、しかし。

残念会だか慰労会だかに行って来た友人が店に食事に来て、色々教えてくれました。吉田監督によると、今村投手にはまだ「エースとしての自覚」が足りないんだそうです。というのは、投手によくある炎上だとか大乱調みたいのは今村には殆んどないそうで。ピンチになっても決して動じることなく自分本来の投球がだいたい出来るんだそうです。そういう所は「大崩れしない」という意味で使う側として「ある程度は任せられる」と。が、それは裏を返すと「1、2点取られても平然としている」という事です。たぶん「全力を出してるからそれで失点したらしょうがない」という開き直りがあって、そういう淡々、あっさりとした性格なんだそうです。が、今回のような1点を争う試合になるとこれが災いします。せっかくチームが追いついたんなら、しかも自分が打点を挙げて追いついたんならその1点を取られてはいかんのですよ。が、彼は簡単に与えてしまう。

「この1点は絶対に与えない!」という気迫がない。足りない。そういう気持ちにどういうわけかならないんだそうで。いや、そういう部分を見ていて感じないんでしょうね?そして実際にあっさり失点する。が、そこでずるずるとはいかない(笑)。相手が格下のチームならば、失点した以上に味方が得点しますから、試合には結果的に勝てるでしょう。が、東邦は強かった。最後は、滅多にバント戦略を使わない監督がそれをやって1点を取りに来て、つまり底力を出して勝ちに来ました。トータルでは相手が上だったということでしょうね。しかも、大事なところでミスが出たし、2アウト満塁でこちらには1本出なかったし、あぁ。

試合後、今村は悔し涙を流したそうです。「これで一皮むけるんじゃなかろうか」と吉田監督は言ってたそうです。大量には失点しない力をもともと持っているわけですから、かつて強豪をなぎ倒した古川先輩の姿を思い起こして、「ここ」という時に持てる力を120%出してマウンドに仁王立ちする姿を見たいですね。


3年生は半分くらいだそうで、レギュラーの半分はセンバツへの道を歩み始めます。今村が一回り大きくなって、他の野手も力をつけて、春にまた甲子園に戻ってきて欲しいですね。確か、有迫の年代も夏の経験で地力をつけて春に臨んだのではなかったかな?

頼むぞ!今村!小佐々の漁協も応援しているぞ!

今村の実家は海産物を売る「今村水産」なのです。


そういえば、大阪桐蔭が優勝しましたね。あの打撃の力強さは半端じゃないですね。常葉菊川の投手がもうぼろぼろだったから無理もないかもしれませんが、なんか、清峰のボロ負けを思い起こしてしまったぢゃァないですか。これは熱闘甲子園で見たんだけど、かなり切なかったなぁ。もうヒジがまともに上がらず、キャッチボールもまともに出来ない状態でマウンドに立つなんて。監督ぅ、選手の将来だってあるのに、確かにエースでここまで勝ってきたんでしょうけど、いいんでせうか?周囲もそういう目「お前がいたからここまでこれた。だからお前が打たれたらしょうがない。みんな納得する」で見てるし、本人も「オレが投げなきゃ」って思ってのことだろうけど・・・現実的な問題として、他にいなかったんでしょうね。最後の打者に投げた時「マウンドに呼び戻された時」のエースのヒジからなんか「ブチっていう」靭帯が切れる音が聞こえないかとヒヤヒヤしました。


野球というスポーツ「とくに高校野球」はかくも美しく、また残酷な舞台なんですなぁ。


※コメント欄、試しに開放します。

お久しぶりです。

お店の仕事がたくさんあって、もうほとんどブログどころじゃぁないんですが。


清峰の動向は、それだけは気にしております。

いちおう勝ちましたね。北松西と対戦して5回コールド勝ちです

11対1でやんす。

問題はここからです。次の試合は波佐見が相手です。これに勝てば決勝進出。他に残っている学校は鎮西学院と長崎商業。さてさて、どことやる事になるでしょう。波佐見とはずっといい勝負してますから、気合い入れて、決勝のつもりで戦ってほしいところです。試合は19日の土曜日。最低でも県の代表にはなってもらって、また甲子園を沸かせて欲しいですね。


ところでこのブログですが、コメントを受け付けない状態にしました。

交流のあるブロガーさんとのコメントやりとりは続けたい気持ちなんですが、何せ近頃、迷惑メールがやたらに来るのです。どちらかというと休止状態のブログなのに、迷惑コメントのケアだけ強制的にやらされるという、お口あんぐりの僕です。とっても迷惑です。だいたい50件前後入ってきます。くだらない事をするなと言いたい。

いや言う。くだらない事をするな。しょうもない事はやめろ。

言っても聞かないんだよね。


やや心苦しいんですが、しばらくの間、コメント受付を拒否して様子を見ようと思います。


今年はやると思ってましたが、球団記録の7連勝とは恐れ入りました。楽天イーグルス恐るべし。岩隈が復活すればという条件を、野村監督も言ってましたし僕も当然考えてました。開幕投手を務めた岩隈は、抑えのドミンゴが大誤算でソフトバンクに逆転負けを喰らったものの、投球そのものは安定してました。そうして、その後の登板も完封するなどしてここまでは安心して見ていられます。マー君(田中将大)も今季初勝利を二度目の登板でものにして、期待される投手が充分に仕事をしています。更に、その他の投手もみな調子がよいということ。この7連勝を見ても、一場が4失点して降板した為に、勝ち越した後の勝ち星は小山(この人の復活もまた好材料)に着きましたが、その他は全て先発投手についた白星ですね。先発がきっちり勝ち投手になっているという状況は、「投手が試合を作れている」上に「打線が機能して援護点をもぎ取っている」という証。歯車がきっちりかみ合っているのです。ノムさんが「負ける気がしない」というのは不安は探せばあるんでしょうけど結果が示しています。これに加えて、ベテラン山崎が今年も活躍できるのかは大きなカギだと思ってましたが、どうしてどうして、通算300号本塁打を達成して、それも1試合2発のおまけつきという、まさに「鬼に金棒」状態。

次の対戦は西武ですが、この連勝はいったいいくつまで伸びるのか見ものです。

実は「怖い存在」と僕が見ている西武とどういう戦いをするでしょうか。西武はここまで丁度5割ですが、若い選手が多い中でおもしろい戦いをしているようです。ヤクルトからやってきた淡々と冷静に投げる石井一久がとてもよい。涌井もまだ勝ち星こそないものの安定した投球を続けています。彼の投げる試合はたいがい相手投手も抜群にいいケースが多く、援護をあまり期待できません。気の毒。開幕戦はオリックス金子に投げ負け、次の登板はダルビッシュと9回を互いに完封した挙句10回にサヨナラで負けました。その次がまた対オリックスで再び金子との投げ合い。それが昨日の試合ですが、ここもリードしてたけどランナーを残して小野寺に託したら打たれて勝ち負け着かず。

対西武では、当然マー君(田中将大)の登板があるでしょう。3戦しても3連敗はまずないだろうというのが今の楽天の強みですね。もちろん、連勝がどこまで続くか楽しみです。


さて、6戦目にして、ようやく勝ちました。我が巨人軍は永久にもう勝てないかと思ってました。よくやってくれた。99年以来の三者連続の3連発。しびれました。それでこそ巨人の打撃ですよ。これでやっと、ひとつ勝った事で気持ちもがらりと変わって各打者が本来の力を発揮してくれるかなぁと期待します。それまでは、まさにヤクルトの呪縛にやられて金縛りにあってるかのような状況だったと思います。みんな試合に入ったら途端に固くなって、投手も野手も力んでのびのび感が感じられませんでした。きっとこれからやってくれます。やってもらわなくちゃ。

とはいえ、4番に座るイ・スンヨプはどうでしょう。

ヤクルトとの開幕戦はノーヒット。2戦目は2安打しましたが打点なし。3戦目に1安打でようやく1打点。中日との3連戦も申し訳程度に1安打ずつ。全く主砲の役割を果たせてませんが?韓国代表の試合を欠場してまで故障したところを手術して満を持して開幕したはずなんですが、原監督はどう考えているのか?

もちろん、バカスカ打ち出せば文句はありませんが、本当に何とかしてもらいたいところです。


球団史上最も遅い6戦目での1勝。そして、これは今季12球団中でも最も遅い勝利です。広島もやっと今季1勝を挙げましたが、東京ドームよりも30分ほど早く試合が終わりましたから。

ここから快進撃を頼みますよ。


いやぁ3連発は気持ちよかった。


小笠原は男だね。開幕前はまともにバット振れなかったくらい調整が遅れていたけど、本番になればきちんと結果を出してくれます。頼りになります。打順をスンヨプと代えて欲しい。


3月の28日に開幕していまだ勝ってないって本当ですか?

ヤクルトに3タテくらったってマジですか?

満を持して中日戦に温存していた上原を持って来て、そうして敗戦投手にしちゃっていいんですか?

開幕してこの5試合で計10点しか取れないってどういう事ですか?

実績のあるベテランが故障上がりで調整不足だと聞いてましたが、それでも本番になれば結果を残すのが第一戦で活躍するまさにベテランじゃぁないんですか?

もうオープン戦じゃないんだし、結果を残せないなら若手を登用するという英断が必要とは思いませんか?

あれよあれよと球団ワーストの開幕5連敗記録しててどうすんですか?

春なの~に~♪ お別~れです~か~♪

横浜のリリーフエースを獲得してそれを負け試合に登板させて、追加点献上してどうすんの?

確かに球は速かったけども、「ノーコンじゃぁ使えねぇ!」って気がしませんか?

この5試合でしっかり仕事した先発投手が若手の栂野だけだなんて、開いた口がいつふさがりますか?

原監督は「打線が4点取って投手陣が3点に抑える」などとのたまいますが、実際には「1点取るのが精一杯で3点献上している」ようですがどうですか?

開幕4連敗で迎えた5戦目にトータル2安打しか打てないって、ちょっとあんたらやる気あるんですか?

悔しくないんですか?

巨人ファンなんて「やってられないわ♪」ってプレイバックしたくなりませんか?

イ・スンヨプ君はそれでも4番に座らせるつもりでしょうか?


これは悪い夢でも見てるんだと、そう思ってていいんでしょうか?

明日から快進撃が始まると信じていいんでしょうか?


誰か助けて。

ちと風邪を引きかけました。ここ2~3日は体調ボロボロ。ひどい頭痛とノドの痛み。それだけなら想定の範囲だけど、加えて猛烈な吐き気におそわれてました。僕が晩ご飯を食べられないなんてのはちょっと考えられないんだが、どうにかおさまりました。やれやれ。


こないだの続き


注目の作品はやっぱりフジの「ラストフレンズ」でしょう。上野樹里と長澤まさみが共演するだなんて、普通はあり得ない組み合わせ。いつだったか中日と巨人の同率最終決戦という、「この試合に勝ったほうが優勝ね?」という試合で槙原が先発したかなぁ?それで、中継ぎを斎藤がやって?リリーフに桑田が登板して締めてゲームセット。やったぁ優勝だぁ!バンザイバンザイ!ってのがあったと思うけど、それに似た豪華リレーというかとにかく驚きのキャスティングです。この2人が、きっちりと現代の世相を反映した危ない危うい恋愛ドラマをやるらしいです。見ものですね。


日テレでは蒼井優の「おせん」ですね。これも、前回の石原さとみ同様「蒼井優なら見る」という「なんだよ、文句あるか?」的ほかに理由など要らない選択。

もうひとつはちょっと迷っていて、「三文芝居なら二回目はないなと」考えている上戸彩の「ホカベン」です。弁護士の作品で、中嶋博行氏が手掛けてるんで、これはそれ相当の骨太かなという期待を持ってます。近頃は裁判員制度の導入に絡んで色んな議論や問題提起があります。僕個人としては、やることが本末転倒という気がしますね。裁判に市井の意見や見方、考え方なんかを取り入れたいという事でしたが、それは現場の方々に市民の目が失われているという事です。法律の素人を敢えて参加させるというより、法曹界にいる、裁判に携わる連中が「自分たちは別格だと」壁を作るんでなくて一般企業で研修する方が先ではないかなと。町工場やスーパーや、百貨店やスイミングスクールや、ごくごく普通の暮らしをする「街中」に飛び込んで研修したらいい。車の営業マンに同行して1ヶ月間、ワイシャツを汗だくにしたらいい。法律の素人である生活者の一人一人が、社会の秩序を保っているらしい法律といったいどれくらいの距離でもって生きているのか?そういうのを法律をちゃんと理解している人たちが自分の目で見て、法律の運用に活かしたらいいんではないかと思います。普通に暮らしている人たちにとって、誰かの死刑判決を下さざるを得ない状況はあまりに酷ですよ。

でも、上戸彩ではつまらない可能性もなきにしもあらず。まぁ彼女も主にCMではあれどもそれなりにキャリアを積んだかなと思うし、それに水曜日に放送されるから僕にとっては休日で、だから見るのにそう負担はないからね。例によって、NEWSの加藤とかいうのが出るらしいけど、どうなんでしょう?ジャニーズを目の敵にしてたら近頃のテレビは全く見れません。僕が思うに、ドラマに役者として出るときはNEWSとか外して欲しいなと。その辺の基準はどこなんでしょう?二宮和成には嵐とはつかないし、嵐の他のメンバー(櫻井翔とか松本潤)もそうです。いったいいつからユニット名が外れるんでしょう?純粋に役者としてどうなのかというのを僕は見たいわけです。それなのに、ジャニーズの名前がくっついていると、「あぁ・・・こいつジャニーズなんだ」と邪魔な先入観がまとわりついてしまうのです。いい役者はジャニーズだろうが何だろうが評価するつもりなんで。


4月は色々と忙しくなりそうです。

子供たちは春休みに入り、3月も残り1週間を切り、ぼちぼち4月スタートのドラマが気になりだした。1月のは「鹿男」以外たいしたものはなく、「はちみつとクローバー」にはかなり落胆した。ちなみに「相棒」は別格でいつもと変わらず満足な出来だった。

成海璃子はまだ15歳の中学生。確かに大人びた印象があって演技力も申し分なく、女子大生としての違和感は慣れるとそれほどでもなかったかなとは思う。思うが、・・・やはり無理はあった。僕が劇中でどうしようもなく気になったというか受け入れられなかったのは、登場する美術作品の出来だ。ああいうものは好みもあって、「凄い作品」とされているものを見たところで「あぁそうなの。オレは何も感じないが」って事がある。はぐみの存在価値は「こんな凄い才能があるとはとても思えない」という見た目との落差のはずだが、その絵が凄いと思えないんだな、これが。そのせいか、お話の全てがいかにもウソっぽく、リアルがなく、更に竹本くんのこんにゃくのような優柔不断が見ていてアホくさく、ガキどものお遊びに付き合ってられっかとしか思えなかった。まるで感情移入出来ないまま終わった。


さて、あんまりドラマづけになってる場合でもないんだが、この4月に始まる作品にはよさそうなのが多い。なんか忙しくなりそう。


テレ朝は(ひとまず)「相棒」が終わり、沢口靖子の科捜研が帰ってきた。いつもそうとは限らないと思うが、「相棒」が終わると「科捜研」が始まる。少なくとも、この2作品が同じクールで放送される事はなかろうと思う。昔のTBSで「水戸黄門」と「大岡越前」が交互にやっていたのを思い起こす。僕が思うのは、「相棒」の女性版が「科捜研」ではないかということ。もちろん科学の力を駆使して事件の真相を解き明かすこの作品は違う角度だが、そこで何が起こったのかを「生活者の視点」と「高い専門性」でもって解き明かすという意味では、「杉下右京の観察眼」と「榊マリコの追及姿勢」は車の両輪を想起させるものだ。これに、近頃は羽田美智子やらジャニーズの誰だっけ・・・あぁイノッチやら渡瀬恒彦の刑事モノが加わり、だが、僕はこの作品には馴染めない。悪いけど安っぽく感じる。最初のシリーズの第1話以来、見ていない。


テレ朝はもうひとつ。石原さとみの「パズル」だ。これは見ようと思う。細かい事はいい。石原さとみだから見る。好き。


あとは、貫地谷しほりの主演で深夜枠が始まる。これはクドカン脚本の深田恭子主演のやつのあと。クドカンのは近頃冴えない感じ。いつだったか長澤まさみのスペシャルドラマ「ガンジス河でバタフライ」があって、いちおう見たんだが、数字的に相当こけたらしい。個人的には自分がおもしろかったら話題になろうがなるまいがカンケーないが、少なくともこの「未来少女めぐる」はつまらなかった。これも第1話だけ見て終わった。で、貫地谷しほりのこれは・・・第1話次第で(自分の中で)レギュラー化するかどうか検討するつもり。貫地谷しほりといえば、映画「スイングガールズ」に出ていた時に際立っていた子。この作品にはかなり将来の有望株が出ていた。抜擢された上野樹里はもちろん、本仮屋ユイカもいた。岩佐真悠子、辰巳奈都子も出てた。映画には欠かせないチョイ役をこなす江口のりことか、田中要次に徳井優だ。白石美帆は意外に演技がうまい。


話がそれてきたし眠くなってきた。今日はやめる。



パイレーツのマイナー契約からメジャー昇格を目指していた桑田真澄が現役引退を決断した。テレビ番組の中で示唆したもので、「監督からメジャー昇格はないと言われた」そうだ。27日のオープン戦後に正式な発表があるそうだが、最初は「なぜ今、この時期に?」といぶかった。「燃え尽きた。悔いは無い」という言葉が出たというから、そう本人が口にしたのなら、本当にそうなのだろう。


巨人を退団する時点で、「国内でお呼びがかからないのにメジャーで通用するわけがない」と僕は思っていた。200勝を達成するまで粘るつもりだな?あと20勝以上足りないのにどだい無理だ。往生際が悪いなと、もう勝手にすれば?みたいな気持ちにもなったものだ。だが、彼の野球に対する情熱とそれまでの蓄積はダテではなかった。確かに勝ち星はあげられなかったが、熟練の投球術を駆使して19試合に登板。メジャーのマウンドに上がったのだ。しかも、オープン戦でのアクシデントでケガをして出遅れて、それを乗り越えての晴れのマウンド。並大抵ではなかろう。

昨季はシーズン途中で解雇されたものの、ケガをかばいながらだったからまたそれを手術して、今季はほぼ万全な状態で調整を続けていた。だから、万全なら今季こそ「記念すべきメジャー1勝を勝ち取るのでは?」と見守っていたのだ。


が、万全だからこそ、監督の言葉がこたえたのだろうなと思う。「通用しない」と悟ったわけだ。彼自身、ケガを治療したからには結果を出す気持ちだったに違いない。もう彼には時間がないし、昇格のチャンスをうかがってマイナーでプレイするつもりもなかったようだ。本当に、やれることを精一杯ぎりぎりまで全力でやった結果が今度こそ出た。


心からお疲れ様と言いたい。


桑田真澄が野球界に残したものは数多い。積み上げた勝利数は(確か)173勝。斎藤・槙原・桑田の3本柱のあの時代、この3人が登板した時はたいがい安心して見ていられた。11連続完投勝利という記録を作った斎藤と、完全試合を成し遂げた槙原。頭脳的な投球でゲッツーの山を築き、桑田の完封もそう珍しい事ではなかった。

9人目の野手として、投げて守って、更に打って走る桑田の野球スタイルは多くの野球少年の手本になった。かつて清原との「KKコンビ」として甲子園を湧かせた1年生エース・桑田。1年生からあれだけの活躍をするんだからもとから才能あったんだろ?みたいな冷めた見方をする人もあるかもしれないが、あの小さな身体を見よ。決して恵まれた体格でない彼が頭角を表わすには、並大抵の練習ではなかったはずだ。あの野球センスも、きっと努力と試行錯誤の積み重ねの結果として自ら体得したものだと思う。

1球のファールを追いかけてケガをした時も、桑田は決してあきらめなかった。投手の命であるヒジにメスを入れ、リハビリを重ね、2軍のグランドに残した桑田のランニングゾーンはそこだけ芝が擦り切れて「桑田ロード」となった。それが仕事とはいえ、自らの限界とあきらめる選手も多い中で、彼の精神力と根性には本当に頭が下がる。


桑田真澄は多くの記録を残すと共に、それ以上に、僕らに「たくさんの記憶」と「大いなる教え」を残した。

簡単にあきらめるな。

決してくさるな。

努力を怠るな。

人としておごるな。


それを自ら実行して、彼は自分の夢をつかみ、目標をひとつづつこつこつとクリアしていった。今まで本当にありがとう。桑田よ、ありがとう。


彼のオフィシャルサイト から、写真を1枚拝借する。それと、3月20日付けの文章から一部を転載させて頂く。


≪ 完璧な人間なんていないんだし、あまり心配せずに、希望に満ち溢れた毎日を送って欲しいな。倒れたり、止まったりしたら、また、そこから始めればいいじゃない。それに、倒れるということは、倒れた時の苦しみや思いを経験するために倒れるんだからプラスなんだよ。そして、なぜ、人は、挫折したり倒れたりするかというと、努力、工夫し、起き上がるために倒れるんだよ。

僕の人生も、失敗の連続だよ。同じ失敗も何度も何度もするし、これからだって、たくさん失敗すると思うよ。マイナス思考にだって、すぐになってしまうよ。でも、自分の人生は、自分が頑張るしかないんだから。人の人生じゃないんだから、自分のペースで、自分らしくでいいんだよ。「それでいい」、じゃなくて、「それでなきゃ」いけないんだよ。

自分のペースで、自分らしくがいいんだよ。そして、倒れたら、起き上がればいい事だけだよ。起き上がるために、倒れるんだよ。僕は、そう思うよ。


共に頑張ろう! 


桑田えがお